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A detailed close-up of an old wall with peeling paint revealing weathered texture beneath.
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私たちは変わることができる!

聖書的な変化には、努力と忍耐が必要です。変わるためには、実際に取り組み続ける必要があります。しかし、変化が起こっていくのを見るとき、そこには希望と喜びがあります。

我が家のキッチンの壁紙は、もう明らかに張り替え時でした。張ってから30年も経ち、油じみや指紋がつき、猫に引っかかれてボロボロになっていたのです。私は新しい壁紙を張るのが楽しみでたまりませんでした。しかし、新しい壁紙を張る前に、まず古い壁紙を剥がさなければならないことは分かっていました。そのためにはホームセンターでスチーマー(蒸気剥離機)を借り、蒸気をあてながら古い壁紙を剥がし、固くなった古い糊をこそぎ落とさなければなりません。時間も手間もかかり、なかなか面倒な作業です。

古い壁紙をすべて剥がして初めて、私たちは新しい壁紙を張り始めることができました。壁紙を適切な長さに切り、糊を混ぜて壁に塗り、壁紙を貼って、気泡を丁寧に押し出していきます。完璧にはできませんでしたし、YouTubeの解説動画で見るほど簡単でもありませんでした。それでも少しずつ、壁は変わっていきました。

変化にはプロセスがある

壁紙の張り替えにいくつもの工程があるように、聖書的な変化、すなわち「聖化」にもまたプロセスがあります。変化には、実際の取り組みが必要です。パウロはエペソ人への手紙4章22〜24節で、この変化のプロセスの三つの側面を説明しています。

「その教えとは、あなたがたの以前の生活について言えば、人を欺く情欲によって腐敗していく古い人を、あなたがたが脱ぎ捨てること、また、あなたがたが霊と心において新しくされ続け、真理に基づく義と聖をもって、神にかたどり造られた新しい人を着ることでした。」

ですから、「脱ぎ捨てる」ためには、まず、どのような古い思考パターン、欲望、態度、あるいは行動を取り除き、置き換える必要があるのかを見極めなければなりません。第二の段階である「霊と心において新しくされ続ける」とは、聖書のみことばによって、私たちの考え、欲望、感情、そして意志が導かれていくことです。そして第三の段階では、「着る」ことが命じられています。それは、私たちのうちにあるキリストのいのちを、実際の生き方に表していくことです。しかし、私たちはこれを自分の力だけで行わなければならないのではありません。私たちが神に喜ばれる歩みをすることができるように、私たちのうちに働いておられるのは神ご自身なのです(ピリピ 2:13)。

変化には実践と忍耐が必要である

この変化のプロセスにおいて、私たちは何を脱ぎ捨てるべきか、つまり肉の習慣やパターンを見極め、それらを何に置き換えるべきかを見極めなければなりません。私が自分の生活の中で「脱ぎ捨てたい」ことの一つは、思い煩いです。私は心配性です。心配することは、あまりにも長い間、私の一部となってきました。しかし、古い習慣はなかなか変わりません。私は本当に変わることができるのでしょうか。どうすれば心配するのをやめられるのでしょうか。

壁紙の糊の箱に書かれた使用方法を読まなければならなかったのと同じように、思い煩いの誘惑に直面するとき、私は導きを求めて神のみことばに目を向けなければなりません。パウロは、思い煩いについて具体的に教えています。

何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。最後に、兄弟たち。すべて真実なこと、すべて尊ぶべきこと、すべて正しいこと、すべて清いこと、すべて愛すべきこと、すべて評判の良いことに、また、何か徳とされることや称賛に値することがあれば、そのようなことに心を留めなさい。あなたがたが私から学んだこと、受けたこと、聞いたこと、見たことを行いなさい。そうすれば、平和の神があなたがたとともにいてくださいます。」(ピリピ 4:6〜9)

これらのみことばには、「思い煩うのをやめなさい」という命令があります。ですから、私は思い煩いを「脱ぎ捨て」なければなりません。パウロはまた、何を「着る」べきかをも教えています。私は思い煩いを、感謝をもって祈ることと、正しく保たれた思いに置き換えなければなりません。神の御力、知恵、そしていつくしみに対する信仰と信頼を身に着けなければなりません。

最後に、パウロは「これらのことを行いなさい」と語っています。「行う」ということには、繰り返し実践するという意味が含まれています。私は、思い煩いを携えて日々主のもとへ行き、「すべての思い煩いをいっさい神にゆだね」(1ペテロ 5:7)、それを続けていかなければなりません。神に信頼し、感謝することを繰り返し実践するのです。変化には忍耐が必要です。

変化は漸進的であり、共に進めていくものである

「脱ぎ捨てる」「霊と心において新しくされ続ける」「着る」というこのプロセスは、私の思い煩いだけでなく、私たちの生活の中で変える必要のあるすべての態度や行動に対処する方法です。壁紙を張り替えるのと同じように、聖書的な変化には努力が求められます。しかし、少しずつ変化が進んでいることが見えてきます。パウロも次のように語っています。

「私たちはみな、覆いを取り除かれた顔に、鏡のように主の栄光を映しつつ、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられていきます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。」(2コリント 3:18)

私たちの聖化は、少しずつ進んでいくものです。

壁紙の張り替えも、一人でやろうとするより、誰かと一緒にするのが一番簡単です。私には励ましや助言が必要です。「この壁紙はまっすぐ貼れているかな?」「糊は十分についているかな?」と確認してもらうことができます。

同じように、聖化を追い求めるときにも、私たちは励ましや導きを与え合うために、教会の兄弟姉妹を必要としています。「心配しそうになるときには、どうしている?」「神ご自身と、その真実さへの信頼は深まっている?」「そのことについて、どのように祈ればいい?」と互いに尋ねることができます。壁紙の張り替えと同じように、聖化を追い求める歩みにおいても、一人で取り組むよりも、二人で取り組む方が確かに良いのです。

変化は希望と喜びをもたらす

私たちはみな、生涯を通じて罪と向き合っています。あなたは、私とは違う罪と格闘しているかもしれません。しかし、それがどのような罪であっても、聖書的な変化には希望があります。私たちは、今の状態のまま行き詰まっている必要はありません。

私自身、壁紙を張る技術を極めたわけでもなければ、心配しやすい傾向が完全になくなったわけでもありません。それでも私は、思い煩いを脱ぎ捨て、感謝の祈り、みことばの黙想、そして他のクリスチャンの助けを通して、主への信頼を身に着けることによって、これに取り組み続けています。そして、変化が進んでいるのが分かります。

新しい壁紙に張り替えたことは、もちろんうれしい変化です。しかし、自分の人生が主に喜ばれるように変えられていくのを見ることは、真の希望と喜びをもたらしてくれます。

【翻訳に関する留意事項】 本記事の日本語訳は、認定聖書カウンセラー協会 (ACBC)の許可を得て作成されました。ACBCは本翻訳の作成を承認しておりますが、翻訳の正確性、完全性、あるいは表現の適切性については、一切の責任を負いません。 内容に相違がある場合は、英語の原文が公式な正本として優先されます。原文はこちらからご覧いただけます。

Translation Disclaimer: This translation is produced with permission from the Association of Certified Biblical Counselors (ACBC). While ACBC has granted permission for this translation, they are not responsible for the accuracy or quality of the translation. The original English text remains the official version and can be found here: We Can Change!

聖書:新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会

  • マーガレット・グラス(Margaret Glass)とその夫ジョンは、「グレース・ミニストリーズ・インターナショナル(Grace Ministries International)」の宣教師であり、現在はフランスに住みながら、スイスのジュネーブで教会開拓に取り組んでいます。

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