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神のことばを心に蓄えることの大切さ

神のことばには、人を変える力がある。

1.神のことばには、人を変える力があります。

人の言葉や考えは愚かなものです。しかし、神のことばには力があり、人を根本から変える力があります。ヘブル人への手紙4章12節には、次のように書かれています。「神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄を分けるまでに刺し貫き、心の思いやはかりごとを見分けることができます。」みことばを心に蓄えると、人の思いは、神の思いへと造り変えられていきます。これは、私たちがカウンセリングを行う上で非常に重要なことです。みことばを心に蓄えることによって、相談者の考え方は、次第に「自分中心の考え」から「神の考え」に近づいていきます。これは、聖書カウンセリングが目指す究極的な目標の一つでもあります。

使徒パウロはローマ人への手紙で、次のように示しています。「この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。」(ローマ12:2)。また、エペソ人への手紙4章23節でもこのように勧めています。「霊と心において新しくされ続け…」みことばを心に蓄え始めると、その人の人生の見方が変わり、状況への向き合い方や、神や他者についての考え方も次第に変わっていきます。

2.みことばを心に蓄えることは、罪に気づかせ、結果として罪から離れる助けとなります。

これは非常に重要な点です。というのも、今日見られるさまざまな「心の病」の中には、告白されていないままの、悔い改められていない罪に対する罪責感が影響している場合があるからです。相談者がみことばを心に蓄えるようになると、自分の罪と向き合わざるを得なくなります。詩篇119篇11節には、次のように記されています。「私はあなたのみことばを心に蓄えました。あなたの前に罪ある者とならないために。」また、詩篇37篇31節では、次のように述べています。「その心には彼の神のみおしえがあり、彼の歩みはよろけることがない。」つまり、みことばを心の奥にしまい、大切にもち続けることは、私たちが罪から離れて歩むための備えとなります。

このように、みことばを心に蓄えようとする中で、人は神がどのように生きることを望んでおられるのかを、よりはっきりと理解するようになります。そして、神の恵みと聖霊の助けによって、変化への希望が与えられるのです。

3.最後に、とても大切なこととして、みことばを覚えることは、心と脳の助けにもなります。

偉大な賛美歌作家であるアイザック・ワッツは、かつて次のように述べています。人の脳は、年を重ねるにつれて使わなければ次第に衰え、硬くなっていく。そして、脳にとって最も良い訓練は、「覚えること」であり、なかでも覚えるべき最善のものは聖書である、というのです。

興味深いことに、ネット上でアルツハイマー病や認知症の予防になると言われる「脳トレゲーム」に時間を費やして楽しむことはあっても、同じ時間をみことばを覚えることに使おうとは、なかなかしないものです。しかし、医学的研究によれば、覚えるという行為そのものが、心や脳の健康を支える助けとなるとされています。そうであるなら、みことばを覚えることによっても、その恩恵にあずかることができると言えるでしょう。

もちろん、みことばを覚える目的は、アルツハイマー病や認知症の予防ではありません。神のことばを通して、神のかたちに似た者へと造り変えられていくことこそが、その本来の目的です。 そしてそれは、カウンセラーであっても、相談者であっても、私たち一人ひとりに与えられた、素晴らしい目標なのです。

【翻訳に関する留意事項】 本記事の日本語訳は、公認聖書カウンセラー協会 (ACBC)の許可を得て作成されました。ACBCは本翻訳の作成を承認しておりますが、翻訳の正確性、完全性、あるいは表現の適切性については、一切の責任を負いません。 内容に相違がある場合は、英語の原文が公式な正本として優先されます。原文はこちらからご覧いただけます。

Translation Disclaimer: This translation is produced with permission from the Association of Certified Biblical Counselors (ACBC). While ACBC has granted permission for this translation, they are not responsible for the accuracy or quality of the translation. The original English text remains the official version and can be found here: Scripture Memorization in Counseling 

聖書:新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会

  • スーザン・ヘック (Susan Heck) は作家であり講演者です。またオクラホマ州ブロークンアローにあるグレイス・コミュニティチャーチで婦人部を責任者として務めています。スーザンは公認聖書カウンセラー協会(ACBC) の認定資格を20年以上持っています。

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